北道3世号作成記 Page6

大特急で組み上げ!

ケルビムの師匠から会社に電話があったのは連休前日(連休中?)の4/30です。

今野さん:ウエムラから今届きました、宅急便で送りましょうか?
わし   :今夜取りに行きます! ヘッドパーツだけは付けておいてください。
      キャリアの現物合わせなんか後回し!
今野さん:エッ!(;^_^A アセアセ…

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速攻で組み始めたのでフレームの重さもなにも測ってはいません。
時間がかかったのは画像3(上右端)のフロントアウター受けです。昔のダイヤコンペのものを使ったんですが、ワイヤーを逃がす為にバナナを使うんだけど、サイズが合わず一生懸命削りました。

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次はリアのアウター受けです。最近これしか無いんだって。でもこれじゃ短くてワイヤーの取り回しがつらいので交換なんですが、でも一般市販品の画像5の真ん中のものはシートピラーの穴のサイズが合いません。結局2世号のときにハンドル交換用に追加で買ってあったもの(画像の奥)を使います。

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初日の夜なべでやっと画像6のところまで。翌日の5/1は名古屋からm-kojimaさん御一家が鎌倉に来る日。まあ初日は間に合わないがこれならなんとか。

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1日の午後に合流して夜はまた夜なべです。出来上がったのは早朝4時。といっても組んでる時間より工具やパーツを探している時間の方が長かったかも。ペダルには参りました。
だいぶ前にこの自転車用に買ってあった三ヶ島のワンタッチ輪行用のクランク側がひとつ無い!
急遽「白玉あんみつ号」からレオタードをぶんどりやっと乗れるように。

世間の評判は?

この自転車を最初に見たのは娘です。
「どうじゃいこの自転車、かっこええじゃろう。」
「うん、でもあたしは事故る前の白雪ちゃん(白蛇伝説号)の方が好き」でやんの。
初めてご披露した自転車乗りはm-kojimaさん。
「ランドナー乗りも、ロード乗りも、MTB乗りもみんなが口をそろえる”変な自転車ー!”」(笑)
思わず言い返してやりましたわい。
「チッチッチ、ひとつ抜けてるよ、作ったビルダーさんもそう言うんだい!(爆笑)」
と思ったんだけど、よくよく考えてみると、この自転車には今野さんはそうは言っていなかったのでした。
「今野さん、全国のケルビムファンが最初のひとことを待ち望んでいます。ご感想は?」
「疲れた・・・・」
だった。
いや申し訳御座いませんでした。最後の最後までこの自転車はご苦労をおかけしたのでありました。おっと、まだ終わっちゃいないんだった。リアキャリアの現物合わせ加工が残っています。今野さんとこの前後のキャリアもスタンドも置きっぱなしなんだった。


まあ、フォークとかシートステイの曲げはボブ・ジャクソンが原型なんですが、全体の雰囲気は下の段のような昔のツーリング系クラブモデルがお手本なんです。

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おおっ、生き写しではありませんかぁ〜♪ えっ、ご先祖様には泥除けも付いているじゃないかって? う〜ん、どうしよう・・・・。 (;^_^A

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そうそう、Niftyメンバーで最初に見せたのはジェイくん。
「この自転車は何て名前なんですか?」
「これこそが我が
お散歩プリンセス・プロフェッショナル・北道3世号 であるぞ、 頭が高い!」
「長ったらしい名前・・・(呆れ顔)
一見拘りがありそうに見えるけど、よく見たらお余りパーツの寄せ集めじゃないですかぁ! ブレーキだって前後で違うしぃ。クラブモデルを名乗るならストロングライトぐらい使ったら良いじゃない。」
「フン! 五月蠅いわい。余りものも大切に使うこの質素なところが大英帝国の伝統なんじゃい。わしはカッコじゃなくてポリシーを継承してるんじゃわい! 」
と言う訳で、70年の時を越え、現代の鎌倉に甦った”最新鋭の北道クラブモデル”なのでありました。(笑)